第598章彼は海外で暮らしているのか?

「こいつ、こそこそと私の後をつけ回していたの。あなたの言うきょうだいの一人かどうかは知らないけれど、あなたほどの腕があれば、こいつの口を割らせて真実を聞き出せるでしょう」

ルーシーの中で、エミリーへの評価はまた一段階上がった。

「これは私の落ち度だわ。もっと慎重であるべきだった。気づけなくて、あなたを危険な目に遭わせかけたなんて信じられない」

ルーシーはすぐさま謝った。

「ここから先は私に任せて」

「ええ、いいわ」

エミリーは気にも留めないようにひらりと手を振った。

そして何のためらいもなく、その人物をルーシーに引き渡した。

ルーシーは、その相手が実はエミリーを守るために自分が...

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